音響振動療法って何なの?

音響振動療法ってなに?

音響振動療法(おんしんしんどうりょうほう)は、実はさまざまな柵(しがらみ)の中にあって、あまり日本国内では普及していない治療法です。しかし、その歴史は深く、1900年代の初頭にまで遡ります。ほとんどの人が経験したことがあると思いますが、「この場所(職場)に出かけると、なんとなく調子が悪い」「100%の自分でいられない」といったことがあると思います。

さて。音響振動療法の肝(きも)は、「共鳴」にあります。1番わかりやすい共鳴の例は「音叉」です。

まずはNHK(日本放送協会)で過去に放送された「音叉(共鳴)の実験」の様子をご覧ください。1分半の短い動画です。

このような「共鳴の仕組み」が「医療の分野、治療の場面でも役立つのではないか」と考え、その生涯を音響振動療法の研究に捧げたのがピーター・ガイ・マナーズ博士(享年94歳・1915-2009)です。

マナーズ博士の思想

マナーズ博士の研究は「切る」「投薬する」といった物理的治療が中心となる西洋医療に疑問を感じ、統合的(ホリスティック)な代替医療として音響振動療法について研究を重ねました。

その功績は国連やWHO(世界保健機構)から高く評価され、人類の健康に貢献した実績から「Sir」という最高の称号を得るに至りました。現代においても彼の研究は「音響共振療法」「マナーズサウンド」として今もなお確実に引き継がれています。

マナーズ博士の動画はこちら

音響振動療法とは

音とは「振動」の世界です。肉眼で簡単に見ることはできないので、信じることが難しい人もいるかもしれません。ですが、この分野の研究はマナーズ博士が亡くなってからも確実に受け継がれ発展を続けています。

実は「高校物理」においても「計算式」として説明がされている分野でもあります。予備校の雰囲気が得意な人は「家庭教師のトライ」の動画もご確認ください。

音響振動療法に似た理屈をわかりやすく説明すると「類は友を呼ぶ」であったり「悪貨は良貨を駆逐する」があります。

動物好きの人のまわりに動物好きが集まるように。愛情に溢れた人のまわりに慈愛に満ちた人が集まるように。ズルいことをする人のまわりに狡賢い人が集まるように。実は「故事成語」になってしまうほど、経験則のレベルで無意識的に認識されていた内容でもあります。

少し最近のトレンドでいえば、TED(TED Conference)では「ガンを粉砕する共鳴周波数 – アンソニー・ホーランド」のプレゼンテーションもあります。(すみません、日本語訳は見つかりませんでした。英語がわかる方に)

また「振動」という点で同一分野といえる「周波数治療」では、最近になって学術的な発表が目立つようになってきています。